フジテレビ「東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜」、初回視聴率は、
14.2%という月9歴代ワースト2位で、早くも敗戦ムードが漂うが、これは当の
フジテレビ関係者も戦前から予想してきたことだった。
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始めから不安要素はいくつもあった。小説の売れ行きも一段落つき、昨年
11月に同局で放送された同名スペシャルドラマ(大泉洋主演)も、15.4%
(関東地区)と、視聴率は期待以下だった。
「特に関東地区での数字が低かったところを見ると、流行に敏感な都市生活
層は、「東京タワー」に飽きてしまっている可能性が高い。出演者だった
山本圭壱の不祥事で、放送が半年近くずれ込んだため、「月9で、またやるの?」
と思っている人も多いでしょう」と関係者。
加えて、今回の「東京タワー」の主演は、速水もこみち。昨年放送された
連続ドラマの中でも平均視聴率5.4%という最低記録を打ち立てたテレビ朝日
「レガッタ」で、主演を張った男。 同時期に公開された主演映画「ラフ」も、W主演の
長澤まさみの水着姿が拝めるという特典付きながら、前年に長澤主演で公開
された「タッチ」の興行収入の半分にも満たないと言われている。そんな
「数字が稼げない男」を主演に据えなくてはいけなかったのも、今回の月9が
いわゆる【研音枠】だったから。「危険なアネキ」、「サプリ」に主演した伊東美咲、
「トップキャスター」に主演した天海祐希と、最近の月9枠には研音系の女優が
起用されてきた。もちろん、主題歌も研音系のコブクロ。 「人気俳優を抱える研音が、
速水を主演に、と推してきたら、フジとしては断れない。制作記者発表で「オトン」役の
泉谷しげるが、「オカン(倍賞美津子)と俺から、なんでもこみちが生まれんだよ。
ミスキャストだ。辞退しろよな。」と笑いを取っていましたが、ミスキャストを承知で
起用を余儀なくされたフジ側は、泉谷の皮肉と捉えたという笑えない話があるほど。
とりあえず、ヒット作を原作にして、大手芸能プロの俳優をキャスティング…
このひねりのなさで高視聴率が取れたら、テレビ・プロデューサーなんて必要ないのだ。
私自身もミスキャスト、浮いてる感から、正直あまり観る気がしません。。。
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