意外と知らない「誕生秘話」編Part20
Q1.医師が考案した夏の風物詩はどっち?
A お化け屋敷
B 流しそうめん
Q2.大流行した病気をきっかけに庶民に定着した飲み物はどっち?
A 甘酒
B ラムネ
Q3.かつて渋谷で観光用の乗り物として存在したのはどっち?
A 気球
B ロープウエー
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【正解】
Q1.
A お化け屋敷
お化け屋敷の起源 江戸時代
1830年 江戸の東大森に住んでいた瓢泉(ひょうせん)という医師が趣味で自宅の庭に小屋を建て壁一面に百鬼夜行の絵を描き一つ目小僧などの人形を飾りつけた
→ 不気味な小屋の存在はあっという間に広まり多くの見物客が 主人が見物客に茶を振る舞ったことから「大森化け物茶屋」と呼ばれた
しかし3か月後…
代官「医師という職業にあるものがけしからん」→撤去
大森化け物茶屋から6年後…
1836年 両国の回向院の境内で興行師の菊島千吉が見せ物小屋を設置し「四谷怪談」などをからくり人形で再現
床板を回転させて場面を変える歌舞伎の舞台技術も応用し 動く仕掛けで客を驚かせた
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大正時代
光・音・においなど五感を刺激する手法も加わり夏の納涼イベントとして定着
Q2.
B ラムネ
ラムネ
1853年 ペリーが浦賀に来航した際に持ち込まれる
こんなエピソードも…
幕府の役人に振る舞った際 “ポンッ”という音に驚いた役人が銃かと思い刀に手を掛けた
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明治時代 日本でも製造開始
当時の値段 1本8銭=米2升
庶民が気軽に飲めるものではなかった
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しかし…ある病気がきっかけで爆発的な売れ行きに
1886年(明治19)コレラ蔓延 東京だけでも死者10万人以上
当時の新聞
「ガスを含有している飲料を飲むとコレラ病におかされることはない」という記事を掲載
人々はコレラ予防を信じ ラムネを買い求め品切れ状態に
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製造業者も増え価格も1本3銭ほどに値下がり 庶民の飲み物として定着
ちなみに…
医療ジャーナリスト・森田豊氏
「炭酸ガスには腸の動きを高める作用はあるが コレラを予防するとは到底考えられない」
Q3.
B ロープウエー
1951年(昭和26) 8月から渋谷に約1年半だけ運行した
幻のロープウエー「ひばり号」

ひばり号…東横百貨店(現東急百貨店東横店)と玉電ビルの屋上間を運行 片道75m ただし玉電ビルでは乗降できず折り返すのみ 往復5分の空中散歩が楽しめた
屋上遊具の一つとして作られたため 乗車できるのは子どものみの定員12人
↓
1953年(昭和28) 玉電ビルの建て替え工事により廃止
・解説
作家・雑学王
唐沢俊一さん
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